トリニティリング
カルティエのリングといえばトリニティ。カルティエのトリニティリングはスリーリング(3連リング)の指輪のことを言います。
トリニティリングの歴史は、ジャン・コクトーが御友達である詩人のラディゲにリングを送る為に、ルイ・カルティエに依頼したことから始まります。ジャン・コクトーはこの世に存在しないリングを作って欲しいとオーダーしました。そして完成したのが、トリニティリングです。
三色のゴールドを使ったデザインは愛、忠誠、友情を表現し、三本が絡み合う美しいデザインが完成されました。ピンクは愛を現し、ホワイトは友情を現し、イエローは忠誠を現しています。ピンクゴールドのリング部分にはCartierの刻印が入っています。
トリニティリングは、女性がプレゼントされたとき、本当に幸せを感じることができるリングと言えるかもしれません。細部にまで格調の高さを感じ指せてくれるリングは一生の宝物になることでしょう。
1924年の誕生以来、トリニティリングはベストセラーとなっています。ホワイトゴールドとピンクゴールドとイエローゴールドが豪華にあしらわれた3連リングは、着けた感じも、他のアクセサリーとも相性がよく、3つのカラーが使われているため色合わせしやすいので、指先を華やかに飾ってくれます。
3つの輪を絡めたこのデザインはトリニティ コレクションと言い、リングは持ちろんですが、他にブレスレットやネックレスなど、幅広いアイテムを送り出しています。カルティエを象徴するジュエリーの一つとして絶大な人気を誇ります。
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カルティエの歴史
今や、世界中で愛されているるカルティエ。その歴史をご紹介しましょう。
1847年、師匠であったアドルフ・ピカールのアトリエをルイ・フランソワ・カルティエが譲り受け、開業したのがカルティエの歴史の始まりでます。
1874年、創業者ルイ・フランソワ・カルティエは、経営権を息子であるアルフレッドに譲ります。
1898年、アルフレッドは長男ルイを共同経営者とします。
1904年、ルイ・フランソワ・カルティエが死去しますが、この年にイギリス、スペイン国王の御用達店となり、長男ルイは、ブラジルの富豪飛行家であるサントス・デュモンのために腕時計を製作しました。
1905年、ポルトガル王の御用達店になります。
1906年、3人兄弟の残りの一人であるジャックがロンドン店の経営者になります。同年、ルイは、腕時計トノーを製作します。
1907年、ロシア皇帝御用達の店となり、時計技術者であるエドモントジャガーと契約します。
1908年、シャム国王の御用達。
1910年、カルティエ&クリエーションのロゴ2Cが誕生。
1911年、飛行家であるサントス・デュモンに作成した、腕時計を原型に作られたサントス・デュモンが発表されます。
1912年、腕時計ベニュアールを発表し、世界で初めてダイヤモンドのバケットカットを製作します。バゲットはフランス語で棒を意味しています。ダイヤで用いられる段状のカットは長方形の宝石でルイ・フランソワ・カルティエが創出しました。
1913年、セルビア国王の御用達の店となり、ミステリークロック第一号が作成されました。
1914年、オルレアン公御用達の店となり、パンテールデザインが発表されます。
1917年、腕時計タンク発表。
1919年、ベルギー国王の御用達。
1921年、英皇太子エドワード8世の御用達となり、腕時計タンクサントレが発表されました。
1922年、腕時計タンクシノワとタンクアロンジェ発表。
1928年、腕時計タンクアギシェ発表。この腕時計は小窓で時間を見るデザインです。
1929年、エジプト国王の御用達。
1932年、腕時計タンクバスキュラント発表。
1936年、腕時計タンクアシンメトリック発表。
1939年、アルバニア国王の御用達。
1945年、ピエール・カルティエはカルティエ・ニューヨークとカルティエ・パリの社長に就任します。
1965年、ピエール・カルティエ死去。
1967年、ベニュアールクラッシュウォッチ発表。
1968年、カルティエ・ブランド初の収納式ローラー、オーバル型高級ライターが誕生します。
1970年、カルティエ香港がオープン。
1971年、カルティエ・ミュンヘンがオープン。
1972年、カルティエ・パリの社長にロベール・オックが就任。
1974年、ボルドーシリーズである皮革製品が発表され、カルティエ東京店(レ・マスト・ドゥ・カルティエ)がオープン。
1976年、ヴェルメイユ腕時計発表。
1978年、カルティエのスカーフコレクション発表。
1981年、カルティエの香水マストとサントスが発表されました。
1983年、腕時計パンテールが発表され、アイウェアのマストやVLCも同時に発表されます。
1985年、防水腕時計にヒントをえたパシャが発表されました。
1986年、腕時計マスト21ヴァンテアン発表。
1987年、メゾンドゥカルティエが発表されました。これはテーブルウエアのコレクションです。
1988年、紳士用アクセサリーのコレクションが発表されました。パーソナルラインです。
1989年、腕時計タンクアメリカン発表。
1990年、ハンドバック、パンテール発表。
1991年、腕時計ディアボロが発表され、パンテール万年筆とジュエリーコレクションである、インドギャランも同時に発表されました。
1992年、腕時計ベニュアールコンビモデルとカスクドール、ベルエポック、ミニパンテールが発表され、香水パシャも同時に発表されました。
1993年、腕時計クロノリフレックスムーブメントのクーガー、パシャ、ディアボロが発表され、マスト・ウォッチとエリプスリングを創作。そしてパステル調のクロコダイルミニ・パンテール・ドゥ・カルティエ・バッグを発表しました。
1994年、ジュエリーコレクションのゴールドチャームとナチュラが発表されます。サントス・デュモン・ウォッチの90周年を記念して、限定版である、ピンクゴールドとプラチナを使用したサントス・デュモンを製作します。男性用レザーグッズコレクションではゴールド・オン・ブラックを発表しました。
1996年、腕時計のニューコレクション、パシャC、パシャ、タンクフランセーズを発表します。
1997年、ハッピーバースディドゥカルティエのコレクションが発表されます。腕時計トリニティーとタンクリングも同時に発表されました。
1998年、腕時計サントスガルベ発表されます。
1999年、腕時計パンテールリュバンとコレクションプリヴェパリ発表。
2000年、復活限定モデル、腕時計タンクバスキュラント発表。
2005年、カルティエ南青ブティックがオープンします。日本国内では32店舗目となり、外観はダイヤモンドを連想させ、ブルーノ・モワナーがデザインしました。
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